2006年トリノオリンピックのフィギュアスケート部門ではアジア人女性初の金メダルを獲得。その後、プロアイススケーターへの道へ。17回を重ねたアイスショー『フレンズ・オン・アイス』のプロデュースを手掛け、ライフワークとしてフィギュアスケートの普及に取り組んでいらっしゃる荒川静香さんをお迎えして、フィギュアスケートのこと、プライベートのこと、日頃から大事にしている信条についてお聞きしました。
Profile
プロフィギュアスケーター
荒川静香
Shizuka Arakawa
1981年12月29日東京都生まれ。5歳の時にスケートに興味を持つ。主な競技成績は、98年・長野五輪出場。2003年・ユニバーシアード、冬季アジア大会優勝。2004年・ドルトムント世界選手権ワールドチャンピオン獲得。トリノ五輪フィギュアスケート女子シングル金メダル獲得。2006年プロ宣言後は、本人プロデュースのアイスショー「フレンズ・オン・アイス」などのアイスショーを中心に活動。また2児の母であり、現在はテレビ出演やスケート解説、オリンピックキャスターなどを務める。
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フィギュアスケートを始めたきっかけは「たなびくスカート」
冨宅:荒川静香さんがプロデュースされている『フレンズ・オン・アイス2023』を拝見しまして、荒川さんの美しさに見惚れてしまい、こんなに素晴らしい世界があったのかと、数日間も余韻が残っていたほどです。この感動を今日こうやって直接荒川さんにお伝えできることを、大変嬉しく思います。
荒川:そんなふうにおっしゃっていただけて、非常に光栄です。
冨宅:早速ですが、スケートを始めたきっかけを教えていただけますか?
荒川:5歳の時、幼少期を過ごした仙台で初めてスケートリンクに行った際、氷上をくるくると回る女の子を見かけて、目が釘付けになりました。スカートがひらひらと波打ち舞うように揺れていて、その華やかな姿を見て「わたしもやってみたい」と思ったのがきっかけです。もし、私が初めて目にしたフィギュアスケート練習生たちがレギンス姿だったら……。私はスケートを始めていなかったかもしれません。
冨宅:それほど可愛らしい衣装が印象的だったのですね。実は私は札幌出身で、スキーやスケートは身近な環境にあり、子どものころに氷の上に立ってみたのですが、前に進まなくて……(笑)。すぐに諦めたという、ほろ苦い思い出があります。荒川さんはフィギュアスケートにおいて様々な賞をお獲りになりましたが、その中で思い出深い出来事を教えていただけますか?
荒川:沢山の場面が思い出されますが、中でも印象的なのは現在の採点方式になる前のことです。今はなき「6点満点」が存在していて、2004年の世界選手権で満点が出せたことが一番記憶に残っています。
冨宅:そして、トリノオリンピックではアジア人女性で初めて金メダルを獲得されました。
荒:新採点方式のフィギュアと新たに向き合い、大変苦戦しました。今でこそどう組み合わせれば高得点につながるのかわかりますが、当時は未知のことだったので試行錯誤の日々でした。結果としてトリノオリンピック金メダルという形で達成できたことが大きな進歩であり収穫でした。
〝戦友〟たちとショーを創り上げていく愉しさ
冨宅:2023年で17回目を迎えたフレンズ・オン・アイス。主宰のきっかけを教えていただけますか?
荒川:アイスショーは競うのではなく、人と創り上げる愉しさがあり、競技生活をしていた頃から興味がありました。世界選手権やオリンピックで成績が残せた時、「これで道がみえてきたな」と感じたものですが、引退してすぐに、ちょうど良いタイミングでアイスショーがあるかわからない。だったら「戦友」たちと企画を立ち上げようというのがきっかけでした。だから〝フレンズ〟・オン・アイスなんです。
冨宅:人気スケーターさんも多く出演され、皆さんの個性が際立っていて、どのプログラムも大変魅力的でした。出演者の方々はどのように決めていらっしゃるのですか?
荒川:「知名度のある人」「旬の人」だけを招聘するというより、ショーに情熱を注いでいただける方にお声掛けしています。子供スケーターが活躍できるコーナーも毎年用意していて、このアイスショーが、子供たちにとってフィギュアスケートの未来を思い描く機会に繋がって欲しいと思っています。
冨宅:あの大舞台で滑るのは大きなチャンスですね。皆さんの熱意も伝わってきました。
荒川:フレンズ・オン・アイスは、スケーター、スタッフ、観客の皆さん……みんなの明日への活力になることを目指しています。同じ演目でも座席によって印象も変わりますし、毎日出演者のコンディションも異なります。テレビとは違う面白さがショーごとにあるので、次も見たいと前向きな活力に繋がると嬉しいです。
冨宅:皆さんに感動を与える素晴らしいアイスショーでした。
「トリプルを跳べる体型」
それがスタイル維持の基準
冨宅:荒川さんは9歳と5歳のお子さんの子育てをされながらスケートの練習は毎日欠かさないとお伺いしました。家事、子育て、そしてスケートをどのようにこなしていらっしゃるのですか?
荒川:予定を決めてもその通りにはなかなかいかないので、その日その日の最善を尽くすようにしています。やりきれなかった自分を受け入れるのも大事だと思うことにしています。ルーティンは特にありませんが、スケートの練習は毎日必ず行っており、日々最善を尽くしています。
冨宅:お忙しい中、毎日努力されていらっしゃるのですね。荒川さんは「食べることがお好き」と伺いましたが、スタイルをキープされるために何かされていらっしゃいますか?
荒川:体型維持に関しては全く気を遣っていませんが、毎日スケートをしているからか大きく変わることもないですね。40代でトリプルを跳ぶために必要な身体を保ちたいとは意識しています。プログラム中、どこで息切れするのか。原因は体重なのか体調なのか。毎日滑ることで自分の状況を知ることが摂生にも自然と繋がっているようです。
冨宅:お料理は毎日作られるのですか?
荒川:毎日家族の食事づくりをしますが、実は私、スナック菓子が大好きで。ダメだとわかっていても料理しながらつまんでしまい、お腹いっぱいになってしまうこともあります。家族と同じ食事をしていたら、今以上に健康になるかもしれません(笑)。
スキンケアも自分自身も
しっかりした土台が大切
冨宅:日頃からエレクトーレをご愛用いただきまして嬉しく思います。フェイストリートメントをご使用いただいていかがですか?
荒川:愛用させていただいていて、いつも乾燥のないうるおい肌でいられます。メイクのりも良く、以前はメイクした時に乾燥によるシワを発見しやすかったのですが、エレクトーレでのお手入れを続けていると気にならなくなります。
冨宅:フェイストリートメントは、マイナス電位を保持した独自成分「ミネラルオーレ」によって、肌の力を高め、自らの力でうるおいでいっぱいにします。使えば使うほどシンプルケアへ導き1年中安定したうるおい肌でいられます。
荒川:手順が複雑なスキンケアだとなかなか続かないのですが、エレクトーレはたった10秒のケアでとても簡単で助かっています。フェイストリートメントの後に、バランシングローションをつけるだけでしっかり潤って、乾燥知らずの肌になりました。
冨宅:気に入っていただけて大変嬉しいです。他にもお好きなアイテムはございますか?
荒川:特にエレクトーレの「ミネラルオーレ ファンデーション モアオーラ」が大好きです。コンシーラーが要らないくらいカバー力があって、もちもいいです。それなのに薄付きなので、普段使いとして愛用しています。ショーの時のしっかりメイクにも対応でき、ショーの合間にメイク直しが不要なのも有難いですね。
冨宅:ファンデーションにも独自成分「ミネラルオーレ」を配合していますので、カバーするだけではなく、1日中うるおいをキープしてくれます。荒川さんにとっての「美」とはどのように思いますか。
荒川:見た目も大事ですが、それ以上に自分の中に芯が通っているか。それこそ「土台」がしっかりしているかが大切です。そこからくる生命力、いきいきとした力に美しさは宿ると考えています。
冨宅:最後にこれからの抱負をお聞かせいただけますか?
荒川:一生懸命、日々自分に向き合っていきたいです。10年後こうなっていたいと願うよりも、毎日の積み重ねが未来をつくるのだと思います。だから、毎日こつこつと。どんな未来となって実を結ぶのか自分でも楽しみです。
冨宅:これからの荒川さんの一層のご活躍を心よりお祈りいたします。本日はお忙しい中、ありがとうございました。
【対談を終えて】
この様な機会を頂き、冨宅社長と初めてじっくりとお話することが出来、和やかにとても楽しいお時間となりました。対談中、社長のお肌の綺麗さに思わず何度も見入ってしまいました。社長の健康や美しさを追求する探究心と、日々の努力の賜物と感じます。アイスショーをご覧になったのは初めてとおっしゃっていましたが、是非また観たいとお言葉を頂けましたことが、来年への活力となります。ご協賛もして頂き、本当に感謝しております。今後もエレクトーレを使い続けて、元気な姿を皆様にお見せ出来る様、日々頑張ります。(荒川)
2人のお子さんがいらしてご家庭を持ちながらも、多くの皆さんに感動を与えるフレンズ・オン・アイスのプロデュースをされたり、フィギュアスケートの普及に取り組んでいらっしゃって本当に素晴らしいと思いました。芯をお持ちで内側からも輝く美しさがとても魅力的です。色々なお話をお伺いさせていただき、楽しい一時でした。(冨宅)
2004年エルビュー株式会社設立。ファッション、美容などの知識を生かし、美をトータルに追求している。日本の伝統文化にも造詣が深い。