Beauty Talk Vol.56 潮田玲子

心も美しく

現役時代にたくさん支えていただいたから、
それを世の中に返していきたい。
元バドミントン日本代表選手 潮田玲子さん

Beauty Talk

Vol.56

2024.11.07 UPDATE

オグシオペアとして注目され、オリンピックにも出場。バドミントン競技への関心を高めた 潮田玲子さん。引退後は競技解説や女性アスリートのサポート活動、プライベートでは二人のお子さんのママとして多忙な日々を送る潮田さんに現役時代や今のことを伺いました。

Profile

元バドミントン日本代表選手
潮田玲子
Reiko Shiota

1983年9月30日福岡県生まれ。幼い時からバドミントンを始め、全国中学生大会女子シングルス優勝。小椋久美子さんとの“オグシオ”ペアで、2004年~女子ダブルス全日本総合選手権大会5年連続優勝。2007年世界選手権女子ダブルス銅メダル、2008年女子ダブルス北京オリンピック5位。2009年から池田信太郎さんと“イケシオ”ペアで全日本社会人大会等で優勝。2012年現役を引退。2023年~日本バドミントン協会アスリート委員会の副委員長を務める。2021年一般社団法人Woman's ways代表に就任。

バドミントンに全てを捧げた現役時代

冨宅:実は私、バドミントンが大好きで、今年のパリオリンピック、パラリンピックでも、メダル獲得に喜んでおりました。でも、潮田さんが現役の頃は、まだそれほどメジャーな競技ではなかったかと記憶しておりますが、バドミントンを始められたきっかけをお聞かせいただけますか。

潮田:母が私を出産した後に始めた趣味が、バドミントンだったんです。私も体育館へ連れて行ってもらっていて、3歳頃からラケットを持っていたようです。母が習っていた先生が、ジュニアのクラブチームのコーチも兼任していた縁で、小学1年生の時に本格的に始めました。

冨宅:そして全国大会で優勝されたり、選手として活躍されてきたわけですよね。オリンピックには二度ご出場されていますが、オリンピックを目指そうとしたきっかけはどんなことだったのでしょうか。

潮田:一番はやっぱり、小椋(久美子)さんと出会ったことですね。小椋さんとインターハイなどでよく顔を合わせていて、元々はライバル同士だったんです。それが、ジュニアナショナルチームに選出されて、二人でダブルスを組むようになったんです。

冨宅:それまではシングルスプレイヤーだったのですか。

潮田:はい。でも小椋さんと組んで、ダブルスってなんて楽しいんだろう!と思って。試合の結果もダブルスが良かったこともあり、高校を卒業した後、一緒に大阪の三洋電機に入ったんです。

冨宅:オグシオペアですね!

潮田:そうですそうです。ただ、オリンピック強化指定選手ではあったんですが、それまではあまりピンときていなくて。というのも、先ほどもおっしゃった通り、今でこそバドミントンの試合はテレビやネットで見られますけど、その頃はオリンピック競技であるという認識すら、自分も薄かったんですよね。でも三洋電機に進路を決める時に小椋さんと「オリンピックに一緒に出よう」という話をして、少しずつ意識し始めたんですね。

冨宅:そして、最初のオリンピックが2008年の北京。他に国際大会もある中で、オリンピックはやはり違うものでしょうか?

潮田:違います!全然違います。その頃はまだマイナー競技だったバドミントンを皆さんに知ってもらえる機会は、オリンピックしかないんです。しかも4年に一度。国を代表して戦う重みも、期待されている目も感じ、メダルを取らないと意味がないと思っていました。

冨宅:プレッシャーがあったのですね。

潮田:私はその重圧にうまく対応できなかったんですよね。

冨宅:一度、引退を考えられたとか。

潮田 苦しい中で臨んだ北京オリンピックでは準々決勝で敗退し、メダルは取れなかった。どんなに努力をしても叶わない夢はある、自分はここまでの選手なんだ、と思ってしまって。今なら、目標に向かって力を尽くした全てに価値があるとわかるんですけど、その時はとてもそうは思えなくて。その後また4年間、同じ苦しみを乗り越えていけるんだろうか、と考えた時に、もう一度、とはならなかったんです。

冨宅:それがなぜ、競技生活に戻られたのでしょうか。

潮田:何も成し遂げてないな、と思ったんです。オリンピック自体に思い残すこともあって、このまま本当に競技から離れていいのだろうかと自問自答を繰り返しました。それで、まだ自分にもできることがあるかもしれない、と思ったんですが、同じ女子ダブルスではなくて、違う形でチャンジしたかったんですね。

冨宅:それで、混合ダブルスにチャレンジをされたのですね。

潮田:当時の混合ダブルスって、日本は全然力を入れてなかったんですよ。私は海外遠征などで観る機会があって、こんなに面白いのになぜ?という気持ちがあって、それで池田(信太郎)さんと組みました。

冨宅:そして2012年のロンドンオリンピックに出場なさって。潮田さんの引退後、混合ダブルスはリオでの入賞、東京でのメダル、と続きましたね。潮田さんが先駆者として礎を築かれた部分も大きかったと思います。

潮田:いえいえ、でもメダルを獲ってくれたことで報われた気持ちはあります。どんなことでも急にポンと勝つことはないですよね。

解説やサポート活動で後進を支える立場へ

冨宅:今回のパリオリンピックには、潮田さんも取材に行かれていましたが、現地はいかがでしたか。

潮田:観客の皆さんが盛り上げ上手なんですよ。もう予選から満員で、どんな選手にも、勝っても負けてもスタンディングオベーション。結果ももちろん大事なんですけど、それよりも選手が一生懸命戦っている姿に、皆さんの気持ちが動くんでしょうね。今こうして、選手ではない形でオリンピックに関わることができて、その場に立つことがいかに難しいかをすごく感じるんです。と同時に、そういった舞台に自分も立てたことを、今ようやく誇りに思えるようになりました。

冨宅:多くのことを犠牲にして一途に打ち込む姿勢は、見ている人達に感動を与えますね。最近では、女性アスリートのサポート活動もされていらっしゃいますね。

潮田:2021年に設立した『Woman's ways』です。女性はやはり、特有の体調コンディションもあり、万全の状態で練習や試合に臨めないこともあります。それでもアスリートに求められるのは、どんな状況でもベストのパフォーマンスを出すことなので、負けたとしても理由にはならない。我慢一択なんですよね。引退から年以上経ってもその状況が変わっていないことに気づき、杉山愛さん(テニス)や狩野舞子さん(バレーボール)などに声をかけて立ち上げました。今はアスリートのみならず、女性のカラダをテーマに、理解を深めるための企業セミナーなどを行なっています。

冨宅:体のことってなかなか言いづらいですが、そういう発信をしてくださることは、若い方にとってはどれだけ心強いかと思います。

バドミントンを始めたばかりの潮田さん(小学1年生)
Woman's waysセミナーにて

家族の笑顔のためにいつもハッピーでいたい

冨宅:潮田さんは、とてもお若く見えますが、9歳と7歳のお子さんのママでいらっしゃるのですね。

潮田:いえいえいえ、『母ちゃん』です(笑)

冨宅:お仕事のお忙しい中、どのように両立されているのですか?

潮田:夫と分担する他、双方の両親、近所のお友達、いろいろな人に助けてもらってます。子供たちにも、家族はチームだからね、助け合おうね、って言ってます。お母さんって、家族にとって太陽みたいな存在だと思うんです。明るくてハッピーだと、その家もすごく幸せ。でも、お母さんがイライラしていると、その家は幸せそうじゃない。だから、疲れすぎないように睡眠時間を確保したり、仕事にも積極的に取り組んだり、自分がハッピーに過ごすことを心がけています。

肌を褒められると嬉しいし自信にもつながる

冨宅:ところで、エレクトーレをずっとお使いいただいていると伺いました。とても嬉しいです。

潮田:もう何年前かな、『フェイストリートメント』に感動しまして。しっとりするし、ざらつきも取れるし、ワントーン明るくなるし、メイクののりも良くなるし。それでソープもローションも使うようになりました。ローションまでつけて、つい子供のことに気がいってその後なにもつけていなかったりするんですが、つっぱり感もなくて。この3品は黄金トリオですよ!

冨宅:これから冬に向かって気温が下がり空気も乾燥してきますが、うるおいあふれるしっとりツヤ肌が保てます。使い続けると春先に揺らぐこともないですし、夏はメイク崩れもなく、一年を通して肌の調子を整えてくれるんで す。それと、特に夏の日差しの影響で現れるトラブルが気にならなくなります。

潮田:えっ、本当ですか?

冨宅:私自身、肌が敏感で、日焼け止めをつけると荒れるので使わないのですが、フェイストリートメントのお陰で肌トラブルに悩まされることはありません。私の周りももう10年以上使ってくれていて、年齢的にはエイジング世代ですが、皆さん以前よりキレイです。

潮田:わ〜。年齢を重ねると、肌の美しさ、ツヤとか透明感って本当に大事だなと思います。肌ってきちんとケアをするとちゃんと応えてくれるし、それが周りにも伝わる。肌を褒められるととても嬉しいし、自信につながりますよね。

冨宅:本当にそうですね。ぜひ続けてみてください。最後に、今後の抱負をお聞かせいただけますか。

潮田:年齢を重ねるごとに、ステージって変わると思うんです。現役の時は自分のために時間を使ってきましたが、今は家族や社会のために時間を使い、経験を還元していきたいです。まだまだやりたいことはいっぱいあるんです。 歩みは止められないですよね!

冨宅:ご家族にとってはもちろんですが、スポーツ界でも潮田さんの担われる役割は大きいと思います。今日は素敵なお話をありがとうございました。

【対談を終えて】

対談楽しかったです。何より冨宅社長のお肌の美しさに感激しました。お話を進めていくうちに食べることの大切さや社会貢献に対する想いなど共通することも多く、私もとても刺激を受けました。ありがとうございました。(潮田)


チャーミングでお若くお見受けし、2人のお子さんがいらっしゃるとは思えないほどです。積極的に社会貢献をされていらして感心致しました。潮田さんの明るさで場も盛り上げていただき、楽しい一時でした。ありがとうございました。(冨宅)


2004年エルビュー株式会社設立。ファッション、美容などの知識を生かし、美をトータルに追求している。日本の伝統文化にも造詣が深い。
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