内より美しく

鉄の補給と健康維持 牛肉

一流シェフに教わる、とっておきのレシピ

Lesson.19

2023.06.01 UPDATE

牛肉はたんぱく質、脂質、 鉄を多く含む栄養価の高い食品で、 特に鉄は豚肉 よりも多く含まれており、 貧血にも有効です。 また、 たんぱく質は抵抗力を つけるのに役立つ、 美容のみならず健康維持にも欠かすことの出来ない栄 養素です。

今の季節から栄養素を体に蓄えて、 夏真っ盛りに備えていきましょう!

京都は盆地のため、夏の気温と湿度の高さはなかなか厳しいものがあります。それ故、何度か京都に訪れた方は、夏の京都がどのようなものかはご存知だと思います。

6月に入ると、夏の建具の入れ替えをし、お座布団は麻に替え、冷たい緑茶をガラスの器でお出しし、庭や家の前の打ち水も頻繁にします。暑い季節を少しでも涼やかに心地よく暮らしていく工夫があります。

料理においても、どうしてもあっさりと冷たくヘルシーなものを求めてしまいますね。今回のメニューもスッとお腹に入る抵抗のないものを紹介していますが、外は暑いけれど、建物の中に入ると冷房が効いていて体が冷えてしまうことも多いので、上着を羽織ったり、温かいお料理を食べることも体調を維持する上で大事なことですね。

暑さに負けない涼を感じるレシピ
牛肉のカッペリーニのゼリーがけ
0.9ミリの太さのものがおすすめです。

材料

4人分
・牛肉(牛ロースなどお好みの部位)150g
・カッペリーニ 600g
・レモン汁 少々
・そうめんつゆ 800cc
・水 200cc
・ゼラチン(水でもどしたもの) 15g
・白ねぎ 1本
・糸唐辛子 お好みで
・ブラックペッパー 少々
・山芋 150g
・塩 少々
・オリーブ油 少々

手順

1. 沸騰した湯に塩、オリーブ油を入れてカッペリーニを2分ほど湯がき、氷水に落として冷やす。
2. そうめんつゆと水を鍋に入れて沸騰させ、ブラックペッパーを入れ、レモン汁で酸味を調えてからゼラチンを入れる。
3. 細かい目のザルで(2)を濾し、氷水を入れたボールを用意して冷やし、ゼリーにしていく。
4. 山芋を荒くざく切りして粘りを出しておく。但し食感は残すようにする。
5. 牛肉をスライスして、テフロン加工のフライパンで油をひかずにさっとあぶる。
6. 器にカッペリーニとゼリーを入れ、その上に山芋のざく切り、牛肉あぶりをのせる。最後に白ねぎの千切りと糸唐辛子をのせて出来上がり。


☆メニューのポイント
お好みでたっぷりの野菜を取り合わせれば、華やかなオードブルの1品になりますよ。

奥村 直樹

奥村 直樹

Naoki Okumura

フランスや京都で研鑽を積んだ後、京都のフランス懐石の老舗『西洋膳所おくむら』の二代目として子供の頃から食べ鍛えた味覚を武器に独学で日本料理を学ぶ。その後板前割烹のよさを取り入れた「おくむら」スタイルを確立。東洋人ではじめて世界のアマンホテルの料理プロデュースも手がけ、国内外で幅広く活躍中。
https://restaurant-okumura.com/
フォローする Follow us on

以前の記事

おすすめの記事

毎日肌から感動する
ELECTORE
3 STEP シンプルケアアイテム