内面から美しさが湧き出るような、そんな女性でありたい。
エルビューが考える美しさを体現し、
美しく年齢を重ねている方の生き方や考え方の中には、きっとその答えがあるはずです。
素敵なゲストをお招きし、あらゆる視点から“美”に繋がるヒントを探っていきます。
「エレクトーレ」ご愛用いただいている、女優・眞野あずささん。
お仕事の楽しさや難しさ、冨宅社長との共通の“和の習い事”などに触れながら、
いつまでも変わらない凛とした美しさ、その秘密を伺いました。
Profile
女優
眞野あずさ
Azusa Mano
女優。神奈川県鎌倉市生まれ。聖心女子大学在学中にモデルとして注目を集め、卒業後、芸能界へ。1982年、TBS『風の鳴る国境』でヒロインとして女優デビュー。以降、数多くの映画・ドラマ・舞台に出演し、なかでも故・藤田まことさんとの共演が印象的だったドラマ『はぐれ刑事純情派』、『弁護士高林鮎子』『検事:朝日奈耀子』シリーズなどでも活躍。女優・真野響子さんは姉。
冨宅:女優さんとして長くご活躍されていますが、女優業とは、眞野様にとってはどのようなお仕事ですか?
眞野:自分のなかの引き出しをその役柄に乗じて出せる——そういう意味では非常に楽しめる仕事かもしれませんね。特に私は、『上条麗子の事件推理』『はぐれ刑事純情派』『検事・朝日奈耀子』など、ひとつの役を長く演じる機会に恵まれて来ましたので、自然と役に親しむことができました。『はぐれ刑事——』で一年ほどのブランクがあっても、ヘアスタイルと衣装を仕上げて藤田まことさんの前に立つと、いつの間にかあのキャラクターに戻れるんです(笑)。
冨宅:とても面白いですね。
眞野:ただ、自分のイヤな部分も見えます。自分の知っている顔はほとんどが、鏡の中の顔ですよね? 鏡をみるときはたいがい、いい顔をしているものです。でも、泣いたり笑ったり、怒っている自分を画面で見ると、恥ずかしくなります。こんな表情をして、こんな声を出していたの?って(笑)。
冨宅:確かに。自分を客観的に見る機会って、実はとても少ないですよね。
眞野:それに、演技中はセリフや感情だけでなく立つ位置、身体の動き、視線、証明、一度に10か所くらい気を配っていないといけないんです。役に没頭するだけでなく、常に自分を客観視しないといけないという、難しさはあります。
冨宅:女優さんとして、眞野様が大切にしていらっしゃることはどんなことですか?
眞野:常に周りの人々に支えられているという感謝の気持ちです。普段の生活は平和でありたいので、強い自己主張は必要ないって思うんです。でも、仕事となれば、いい作品にするために皆の意見とぶつかり合うことだってあります。感情があれば喧嘩にはなりません。
冨宅:会社もそうですね。ひとりでは何もできませんし、周囲の皆さんのお力添えがあってこそ。皆さんのお陰といつも感謝しています。
凛とした美しさの秘訣は
和事のたしなみ
冨宅:テレビや雑誌でよくお着物姿を拝見しています。とてもお似合いなのですが、何か和事をなさっているのでしょうか?
眞野:日舞、お能、茶道、剣道と習いましたが忙しくなると足が遠のいてしまうので、なかなか続かないんです。(笑)。書道を始めてまだ1年半なんですが、これは続けたいです。
冨宅:書道ですと、お時間のあるときにおできになれますね。
眞野:そうですね。字は精神統一ができてないと書けないんです。どの線をかくにもそのときの心の様子が表れてしまうのでとにかく無心で向かい合わないといけない。書には性格も表れます。そこがまた難しく面白いところなんですが。
冨宅:——深いですね。実は10数年、今藤流の家元に三味線を習っているのですが、三味線も非常に深いものがあって。普段とはまったく違う意識の中に自分がいる感覚が、実に面白いんです。
眞野:それが気持ちいいんですね。楽器は、最初の音を出してしまったら、その曲の最後までなんとしても演奏しないといけないと教えられました。最初の音を出すのが怖くはありませんか?セリフはNGを出してしまっても、ドラマではやり直しはききますけど。
冨宅:おっしゃる通り。先月、国立劇場で会がありまして、最初の音がずっこけてしまって、でもやり直しがきかず曲は続いてしまうので“のる”ようにして弾き続けるしかないんです。
眞野:精神力ですね。以前『丹下左膳』で、櫛巻お藤という役をいただいたときに、唄と三味線を練習したのですが、音をとるのが難しかったです。
冨宅:とにかく練習に練習なんですよね。演奏したときも、家元の“間”についていくことで精一杯で、それこそ無心になってしまいます。
美の要は、楽しむこと、
シンプルなスキンケア
冨宅:こうして拝見しておりますと、お肌がとっても白くて健やかでいらっしゃいます。美容ではどのようなことを心がけていらっしゃいますか?
眞野:以前は美しいものを見て、素敵な人達と出会って、美味しいものをいただいていれば、いい顔が作られていくと考えていましたが、さすがに年齢に抗えない事に気付かされました。まず大切なのは健康で、幸せであること。どんなに気の進まないことでも、幸せを感じられる精神状態へ自分を持っていって、楽しむ——それが美容の第一歩だと思います。
冨宅:どのような事でも、楽しみの方へもっていくということですね。
眞野:そうですね。その次が化粧品。もともと敏感肌だったんですが、アレルギー体質も出てきてトラブルに悩みました。それもあって特別なケアは避けていましたが、やはり肌の乾燥が気になり出して。最近は私に合うのではないかと「エレクトーレ」のスキンケアを紹介されて使っています。
冨宅:お使いになってみて、いかがですか?
眞野:自然で、人工的な感じがしません。それに、さっぱりしていて気持ちがいい。使わせて頂いて半年になりますが、肌がいい状態に向かっています。特に乾燥する部分に使う「IPセラム」も使用感が軽くて、すぐ肌になじみます。ベタベタした油性でないのに、これで本当に大丈夫なのかしらって思うくらい。
冨宅:「エレクトーレ」のスキンケアは、肌の持つ力を引き出して高めていくので、次第にローションもクリームもほんの少しでよくなって、お手入れがどんどんシンプルになっていきます。気になる目元や口元にはIPセラムで部分使いをしていただくことをお勧めしています。眞野様がもともとそうしてこられたように、特別なケアは必要ありません。
眞野:それは素晴らしいですね。
冨宅:それにしても、本当にお肌が白くてきれい。これまで過剰なケアをなさらなかったということも、美肌に繋がっているのですね。
眞野:ありがとうございます。私の肌のコンディションを見て、友人も使ってみたいと言っていました。
冨宅:今日は、眞野様の凛とした美しさの秘訣、すてきなお人柄に触れることができました。ありがとうございました。
エルビュー株式会社 代表取締役社長。
2004年エルビュー株式会社設立、ファッション、美容などの幅広い知識を生かし、美をトータルに追求している。日本の伝統文化にも造詣が深い。