Beauty Talk Vol.28 松本伊代

心も美しく

若さの秘訣は自分のスイッチを持つこと 歌手・タレント 松本伊代

Beauty Talk

Vol.28

2023.06.01 UPDATE

内面から美しさが湧き出るような、そんな女性でありたい。
エルビューが考える美しさを体現し、
美しく年齢を重ねている方の生き方や考え方の中には、きっとその答えがあるはずです。
素敵なゲストをお招きし、あらゆる視点から“美”に繋がるヒントを探っていきます。

今回のゲストは、16歳のときにアイドルとしてデビューして以来、
結婚、出産を経てもなお広く支持を集めていらっしゃる、松本伊代さん。
年齢を感じさせない艶やかな素肌はもちろん、仲良しファミリーの楽しいエピソード、
そのチャーミングなキャラクターから、若々しさの秘訣が見えてきました。

Profile

歌手・タレント
松本伊代
Iyo Matsumoto

2児の母。1965年6月21日生まれ、東京都出身。「センチメンタル・ジャーニー」でデビューし、日本レコード大賞新人賞をはじめ多くの音楽新人賞を受賞。タレントのヒロミと結婚後、歌手やママタレントとしてバラエティーなどで幅広く活躍中。

同世代の支持を得る理由は
明るく無垢なキャラクター

冨宅:芸能界に入ったきっかけはどのようなことだったのでしょうか。

松本:芸能界にはずっと入りたいと思っていて、いろいろなオーディションを受けたりもしましたが、最終的にはスカウトです。当時は竹の子族とかローラースケートなどが流行っていた時代で、私の友達も週末になると原宿でローラースケートをやっていたんです。ある日、その場にいたティーン誌の取材で私の写真が掲載され、それを事務所の社長さんが見てくれて声をかけてくださったというのがきっかけなんです。

冨宅:そのあと歌手としてデビューなさったわけですね。

松本:『たのきん全力投球』という番組で、トシちゃん(田原俊彦さん)の妹役ということで出演したのと、コマーシャルに出演したのが最初でした。

冨宅:デビューなさって、30年以上経ちますでしょうか。振り返ってみて、どのようにお感じになりますか。

松本:ここまで本当にあっという間という感じです。ひとつひとつ思い出せば大変な時期もあったなとは思いますが、結婚してからはあっという間に子どもを生み、子は育つという感じで。私の場合は、大変なことよりも楽しいことのほうが多いのか、楽しく過ごさせてもらっているという感じですね。

冨宅:お見かけしない日はないというほど毎日テレビに出演されていましたし、スケジュールも相当ハードだったはず。どのようにして乗り越えていらっしゃったのでしょうか。

松本:体力的にキツイと感じたときはありましたが、精神的な部分にまでは及ばないといいますか。もちろん悩んだりしたこともありましたけど、楽しいことのほうが上回るというか、基本的には楽観的で(笑)。

冨宅:連日お仕事で、お友だちと同じように遊ぶこともままならなかったと思いますが、辞めたいと思ったことはありませんでしたか?

松本:……確か、ないはずです(笑)。なんでも寝るとスッキリしてしまうタイプで。イヤなことが思い出に残らないようになってるのかも。

仲良し夫婦ぶりがたびたび話題に
夫婦円満の秘訣は「歩み寄り」

冨宅:現在は2人の男のお子さんのお母様でもありますが、家事、育児、お仕事を両立していく上での、コツをお聞かせください。

松本:私ひとりではここまでやってこられなかったと思います。ヒロミさんがまだ忙しかったころは家事や育児に今ほど積極的ではなかったですが、ヒロミさんのお母さんにはとにかく助けてもらいましたね。

冨宅:旦那様との仲睦まじいご様子がたびたびテレビで紹介され、話題を集めていらっしゃいますが、夫婦円満の秘訣はどのようなことでしょうか。

松本:昔はよくケンカしてたんですよ。最近は、お互いにケンカしないようにしようって、心がけているような気がします。私、ちょっとしたことですぐムッとしたり、言い返したりしてしまうんですよ。そうなるとまず口を聞いてくれなくなって、1週間くらい会話ナシなんてこともありました(笑)。だんだんそれが短くなっていってる感じなんでしょうかね。ヒロミさんも最近はちょっと怒ってもすぐに「ゴメンネ!」って言ってくれます、旅行に行っても「お互いにケンカしないようにしようね」なんて言い合ったりして。

冨宅:(笑)

松本:ケンカすると長くなる、旅行もつまんなくなっちゃうので。そういうやりとりを通じて、だんだんお互いの距離感がわかってきたというか、そんな感じですかね。秘訣があるとすれば、“歩み寄り”でしょうか。

冨宅:思い合うということはとても大切なことなのですね。

旦那様と楽しむウォーキングと
肩ひじ張らない食生活

冨宅:最近はご夫婦でゴルフも始められたそうですね。

松本:今年に入ってまだ数回コースに出た程度なので、まだまだ。20歳くらいのときにはときどきやっていたのですが、結婚して子どもを産んでからは久々です。けっこうしんどかったですね!

冨宅:美と健康のために、ご夫婦でなさっていることはありますか?

松本:ウォーキングくらいでしょうか。いつもヒロミさんが「そんなに筋肉ないと歩けなくなっちゃうよ」って誘ってくれるんです。ヒロミさんいわく、最も良い有酸素運動なのだそうです。

冨宅:ジムでトレーニングするよりも精神的にもリラックスできそうでいいですよね。

松本:そうなんです。楽しいですよ! なので、ヒロミさんのジムには行ってないんです(笑)。行くと、トレーナーさん達が「頑張りましょうね!」と気持ち良く言ってくださるんですけど、身体を動かす事が嫌いな私が、果たして頑張れるか、お約束できないので、トレーナーさん達に申し訳なくて…今は行ってないんです。

冨宅:最近は、水素水にも注目していらっしゃるようですね。

松本:水素水が体にいいらしいということはずいぶん前から聞いていたのですが、どう飲んだらいいのかわからず、なかなか手が伸びなかったんです。でも、試してみたらすごく飲みやすくて、どんどん飲めちゃう。柔らかいんでしょうかね。体にすっと入っていく感じで。

冨宅:さすが良いものに敏感にいらっしゃるのですね。食生活ではどのようなことにこだわっていらっしゃいますか。

松本:それほどこだわりはないのですが、積極的に野菜をとるようにはしていますね。ヒロミさんのお父さんが趣味で畑をやっていて、いつもすごくたくさんのおいしい無農薬野菜を届けてくれるんです。

冨宅:それは何よりのごちそうですね!

松本:そうなんです。いつも旬のものを送ってくれるのでとっても感謝しています。息子たちはもう、勝手に外で食べて帰ってきたりするので、家でごはんを食べられるときにはなるべくお父さんの野菜を食べさせてあげたいなと思ってるんです。

冨宅:それは素敵なことですね。お忙しいのにお料理もよく作っていらっしゃるのですか。

松本:料理はあまり得意ではないんですけどね。だから、どうしてもワンパターンになっちゃうんですよね。朝ごはんなんて特に。ヒロミさんの場合は、必ず目玉焼きとおみそ汁に、鮭とか、しらすとか、そういう塩分の高いものがどうしても好きみたい(笑)。それでも、子どもたちが家にいる日は張り切って作ったりしますよ。

冨宅:そんな伊代さんのピュアな思いはきっと伝わっていると思います。

松本:それがどうも、伝わってなさそうなんですよね(笑)。小さいうちは文句も言わずに食べてくれていましたけど、最近子どもたちも意見するようになってきて。母としてはやはり魚を食べてほしいので、魚料理を作って出すわけですが、「え〜、これ?じゃあ今日俺いらない」なんて言うし。そもそも、皆ごはんの時間はバラバラなので、ひとり終わってはまたひとりというケースが多く、最後はパパで、私が不機嫌になってくると気を遣ってコンビニに行ってきてくれたりとか。私の手料理がもっとおいしければそんなこともないんでしょうけれど、難しいですよね。冨宅さんはお料理作りますか?

冨宅:姉家族の家が近いので、そちらでいただくことが多いのですが、家にいられるときは作っています。最近は、週末のパン作りにハマっていまして、とっても美味しくて市販のパンが買えなくなりました(笑)

松本:焼き立てのパンって、あの香りで癒されるんですよね。

愛犬たろうくんとさぶろうくんと一緒に
今年のバースデーパーティーのワンショット!

若さの秘訣はエレクトーレ
自分のスイッチを持つこと

冨宅:伊代さんはお肌がとてもきれいですね。日々のスキンケアでは、なにか特別なお手入れはなさっていますか?

松本:特別なことはなにもしてないですね。

冨宅:以前、伊代さんが出演されているテレビ番組でエレクトーレをご紹介いただきましたが、お使いになってみてのご感想はいかがでしたでしょうか。

松本:とってもいいですよね!あのとき以来、ずっと気に入ってますね。とくに、寝不足が続いたりすると肌がくすんでいるような気がするんですが、そういうときにトリートメントを使うと効果がはっきりわかるんです。肌色がパッと晴れていくようですね。

冨宅:ありがとうございます。ソープとトリートメントはアスリートの方々からも大変喜んでいただいております。ゴルフで日差しを浴びたあとも、ぜひ。朝晩使っていただけば、キレイなお肌をずっとキープできますし、メイクのもちもぜんぜん違います。実は、私たち社員皆お化粧直しをほとんどしないのですよ。

松本:私も頑張らなくっちゃ!あともうひとつ、IPバウンシージェルバームはすごいですね。スッと肌になじんでベタつかないのに、朝までモチモチした感じが続いていて、顔を洗ったあともまだ肌のハリを感じるのでビックリ。

冨宅:アイドル時代と、雰囲気がまったく違わないということに本日はとてもビックリしております。今日お会いしてやっぱりお若いと思いました。若さの秘訣は、ご自身が楽観的とおっしゃる通り、やはりお心持ちでしょうか。

松本:気持ち的にはどっぷりと老けてるんですけどね(笑)。目がかすむとか、フェイスラインがたるむとか、年齢のせいかなって思うことは確かにあるんですが、それをきちんと受け入れていくということも大事だなと思うんです。現実的な部分を、しょうがないかって受け入れつつ、頑張れるところは頑張ろう!と、前向きな気持ちを持つということくらいでしょうか。あとは、子どもたちと一緒にいると、少し若いお店に連れてってくれたりとか、そうするとちょっとウキウキしたりとか。そういうのもあるのかもしれないですね。

冨宅:私も近所に住むめいの家によく行くのですが、3人の子どもたちと一緒にいるとリラックスできてたくさんのパワーをもらいます。

松本:子どもたちが天使だからですよね、きっと。私も家に帰ると、子どもの声を聞いただけでスイッチがラクチンモードに切り替わるし、若い情報も若いエネルギーももらえる。そういう日常があるからこそ頑張れるというのはあるかもしれません。

冨宅:やはり、家族やパートナーというのは毎日のエネルギーにつながりますね。

松本:たまに家族4人がそろうことがあって皆で車に乗ってると、「今日は4人で楽しいね〜!」なんてはしゃいでるのは私とヒロミさんだけなんですよね。さらに、「せっかく皆がそろったから、ママの手料理じゃなくてどっかに食べに行こうよ〜」なんて空気になるという(笑)、そういう変わった家族なんですけど、そこにリラックスできる場所があるのかもしれないですね。

冨宅:伊代さんのそのキャラクターがまたご家族の中心でもあるという、とても素敵なご家族でいらっしゃいます。今日は、伊代さんの若々しさの秘訣を知ることができたような気がいたします。今後の抱負についてお聞かせください。

松本:そうですね。いつまでも若々しくいたいですね。顔も、肌も。先日、人間ドックに行ったら45歳から55歳までの10年間でその先の体が変わるって言われたんです。さらに、その10年間では3つ気を付けることがあって、塩分控える、油分を控える、運動をするということなんだそうですよ。

冨宅:やはり健康は美の基本ですよね。

松本:時代に取り残されないように、お仕事も美容も頑張りたいです!

冨宅:本日は、ありがとうございました。


エルビュー株式会社 代表取締役社長。
2004年エルビュー株式会社設立、ファッション、美容などの幅広い知識を生かし、美をトータルに追求している。日本の伝統文化にも造詣が深い。
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