内より美しく

高尾先生に聞く!朝、スッキリ起きる方法

高尾先生に聞く!朝、スッキリ起きる方法

Vol.7

2024.12.04 UPDATE

大人の女性に起こりうる心と体の不調の原因、その解決法を専門医に伺います。

今回のテーマ「朝、スッキリ起きる」

実は睡眠は“質より量”。 7時間半睡眠を目指して生活の工夫を!

こんな生活習慣の人は要注意!?
眠りの質の悪さチェック

□日中、あまり体を動かさない
□室温が低め
□湯船に入らない
□分厚い靴下を履いて寝る
□重すぎる布団を掛けて寝る

冬の朝はなかなか布団から出られず、起きてもボーッとしてしまう人も多いと思います。春夏と比べて、なぜ冬の寝起きは悪いのかを高尾先生に伺いました。

「寒くて布団から出たくない、ということが大きいでしょうが、それ以前に〝寝つき〞や〝眠りの質〞が悪いことが考えられます。
寝つけない原因としては、寝る直前までスマホやを観てしまって交感神経が優位なままだったり、 室温が低かったりするため。
眠気は、体温が高い状態から低くなってくるときに自然と感じるもの。
冬は体温の高い状態を作りにくいので、お風呂を利用するのをおすすめします」

では、質の良い睡眠を得るには どうしたらいいのでしょう。


「実は、眠りの質を高めること以上に大切なのが〝十分な睡眠時間をとる〞ことです。できれば毎日〝7時間半睡眠〞を確保したいもの。これを1週間続けてみてください。本当に朝の満足度や幸福感が変わってきます。

この7時間半睡眠の確保のためにするべきは、なるべく早く帰宅することと、何時に寝るかを決めること。少なくとも23時台には寝るようにしましょう。

また、お風呂に入るなら逆算して就寝の2時間前には入ってください。入浴で副交感神経が 優位になると、体がリラックスモードになり、スムーズに入眠しやすくなります。

お腹が空いているほうが眠れるので、夕飯を食べる時間も逆算しましょう。
私も実践していますが、分単位で眠りを管理する『スリープサイクル』というアプリなどを使ってみるのもいいですね。眠りが深いところから浅くなってきたときに起きられるように設定 してくれます。

こうした生活習慣の工夫をすることで、日々の満足度を自分で変えてみましょう。冬の朝をスッキリ迎えて、毎日元気にお過ごしください」

朝スッキリ起きるために
心掛けたい4つのコト

夕食は早めに済ます

食後すぐは胃や腸が活発に働いてなかなか寝つけません。「食べ物を消化するには約2~3時間かかるため、就寝の3時間前には食事を済ませておくのが理想です」

なるべく早く帰宅する

7時間半睡眠を確保するには、24時前には就寝したいもの。「帰宅を早めて、やらなければならないことを早め早めに済ますことが必要です!」(高尾先生)

夜中起きても光を見ない

夜中に起きて眠れなくなる人は、「そのタイミングでスマホを見たりしていませんか。目から入ってくる光で交感神経のスイッチを入れさせないことが大事です」

寝る2時間前までに入浴

できれば就寝の2時間前くらいに入浴を。「湯船に浸かることで一時的に体温が上がり、布団に入る頃、ちょうどよく体温が下がってきて、寝つきが良くなります」

高尾美穂

高尾美穂

Miho Takao

イーク表参道副院長・婦人科スポーツドクター・ヨガ指導者。「すべての女性によりよい未来を」をモットーに、診療の傍ら、多くのメディアで情報を発信。明快な語り口で大人気。

STAFF CREDIT

イラスト/itabamoe

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