化粧品のリニューアル、単純に嬉しいニュースである一方で、長年使っていた製品が新しくなることに、一抹の不安を覚えた人もいるのかもしれない。確かに大好きなテクスチャーが変わってしまうばかりか、以前の製品の方が自分には合っていたと思うケースもないとは言えないから。
でも、このミネラルオーレのフェイストリートメントの進化には、そういう懸念は当てはまらない。なぜならそれは、ただひたすら高機能を追い求め、ただひたすら夢のようななめらかさを追い求めてきて、もはや好き嫌いを超えた完成形となりつつあるからなのだ。いや既にもう完成形といっても良いものを、さらにブラッシュアップさせて、予期しなかった新しい感動を呼び起こしていく、そういう進化に他ならないから。
説明するまでもないけれど、この〝10秒パック〟は、従来のスキンケアの概念を根底から塗り替え、電気エネルギーを化粧品に応用することで肌本来の美肌力を目覚めさせるフィジカルサイエンスコスメ。だからたった10秒、いや一瞬で、今日受けたダメージもなかったことにするような目覚ましい速感エイジングケアが可能なのだ。
ミネラルたっぷりの天然鉱石を細かく粉砕してクレイ状にする過程で、マイナス電位(マイナス700ミリボルト) を帯電させた日本で唯一の独自成分「ミネラルオーレ」が、バリア機能を整えるとともに、全方位をぐるりとケア。こうしたマジックに今回さらなるハリ弾力成分が加わり、保湿力が加わって、おまけに〝なめらかさ〟も一層アップ。日々のお手入れはいよいよ心地よく、充実感と幸福感に満たされたものとなるのだろう。
言うならば季節ごとのスペシャルケアもいらない、肌悩みに特化したトラブルケアもいらない、一般的に肌が疲れてしまう夏も、日々のお手入れがその日のうちに〝衰えの芽〟を摘んでしまうから、いつもと同じ。基本的にはソープで洗ったあとの〝10秒トリートメント〟で、大人の肌がすべきエイジングケアが一通り済んでしまう、後はローションで肌を整えるだけ。このどこにもないお手入れが、世の中のトレンドがどう動いていこうと、異例のリピート率でファンを増やし続けてきたことも、深く納得できる。
そして今シーズンは、10秒エイジングケアの鍵「ミネラルオーレ」を配合したファンデーションも進化を遂げて新生デビューを果たしている。つまり、今新たなトレンドとなっている〝スキンケアファンデーション〟でありながら、下地もコンシーラーもいらない上に、SPF 50 PA + +++という最高レベルのUVケアとしての機能も備えていて、いろいろと膜を重ねるのが煩わしい夏も、これ1枚で日中を過ごせるということ。
世界にひとつのフィジカルサイエンスコスメは、進化するほどに私たちのストレスを減らしてくれる。スマホが進化するほどに薄く軽くなり、もちろん高機能となってあらゆるストレスをなくしてくれるのと同じ、過酷な夏も快適に過ごさせてくれるという、これこそが私たちが望んできた化粧品の進化なのではないだろうか。
齋藤薫
Kaoru Saito
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『Yahoo!ニュースエキスパート』でコラムを執筆中。『大人の女よ! 清潔感を纏いなさい』(集英社文庫)、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。
〝ずっと美しい人〟になる20のレッスン。
読むエイジングケア
『大人の女よ! 清潔感を纏いなさい』
(集英社文庫)