少し歩いただけでも汗が噴き出す夏こそ、ヨガのポーズで心身ともにリラックス。呼吸を整えて、副交感神経を優位にすれば、体のだるさやイライラも自然と解消するでしょう。
心で呼吸をして、副交感神経を優位に
暑い夏は、日中の過ごしにくさや寝苦しさでストレスが溜まりやすく、気付かないうちに疲れているものです。そんな時は、深い呼吸も忘れがち。今回は、胸をしっかりと開いて心で呼吸をするポーズを中心にレッスンします。深呼吸しながら精神統一し、心と体をリラックスさせれば、夏のストレスも和らぎます。冷たい飲み物やエアコンで疲れた内臓を癒やす効果も期待できるので、ぜひ自宅でお試しください
How to yoga
1 胸を開く魚のポーズで呼吸を深く
両脚を揃えて仰向けに寝ます。手の平は床につけ、お尻の下に敷きます。ひじで床を押し、胸を引き上げるイメージで背中を反らせ、頭頂部を床につけます。鼻で深く10回呼吸を行い、自分と向き合う時間にしましょう。肩が上がらないように意識してください。首が伸びて血行が促進され、フェイスラインもすっきりします。
2 ハトのポーズで脚のむくみやだるさを和らげる
あぐらをかくように座り、片方の脚を真後ろに伸ばします。曲げた膝は、脚の付け根よりやや外側に置きましょう。上半身を床と垂直にし、肩を落として胸を開きます。余裕がある方は、上半身を後ろに引っ張ってみましょう。左右とも、それぞれ1分間、鼻で深呼吸します。股関節の筋肉がストレッチされ、脚がスッキリします。
3 ねじりのポーズで腸や膀胱などの内臓機能をサポート
両膝を曲げ、左膝を外側に倒します。右足の裏は、左太ももの外側に置きます。右手を後方に引き、上体を右にねじります。左腕は、右ももの上に軽くおき、前方に出してリラックス。鼻から深く息を吸って10回呼吸します。反対側も同様に行いましょう。上体をねじることで内臓がマッサージされ、働きがよくなります。