内より美しく

今回の注目食材 トマト&オクラ

自然の贈り物で健やかに。旬の食材レシピ

Lesson.2

2023.07.21 UPDATE

お肌とからだを潤す、 みずみずしい夏野菜

夏空がまぶしい季節になりました。今年はバカンスに出かける方も、多いのではないでしょうか。栄養豊富な夏野菜をしっかりとって、暑さに負けないからだをつくりましょう。

夏野菜の代表ともいえるトマトは、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、栄養価にすぐれています。特に注目したいのが、リコピンという成分。リコピンは強い抗酸化作用をもつので、生活習慣病やお肌のトラブルを予防する効果が期待できます。まさに健康にも美容にもうれしい野菜! リコピンは油と一緒にとるとより効率よく吸収できますよ。今回は高タンパク低カロリーな鶏むね肉とあわせます。

また、オクラも夏バテ対策に効果的。ビタミンB1やビタミンCなどの栄養がバランスよく含まれているだけでなく、粘りのあるムチンという成分は、胃腸の粘膜を守ってくれるので、食欲がなくなりがちな夏に特におすすめです。オクラをアスパラガスやインゲンにかえても、おいしいですよ。

旬の食材〈トマト〉

トマトの真っ赤な色は、β-カロテンとリコピンが豊富な証拠。年中手に入るが、旬の夏は栄養価も旨みもアップする。

甘酸っぱいトマトが主役!蒸し鶏のトマト甘酢だれ

材料

(2人分)

鶏むね肉 1枚(300g程度)
A (砂糖・塩 各小さじ1/2)
B (酒・水 各大さじ2)
ミニトマト 8個
C (しょうゆ大さじ1と1/2、
酢 大さじ1、
  砂糖・ごま油 各小さじ2)
  スプラウト 1/2パック

作り方

1.鶏むね肉は余分な脂をとって厚さを均一にし、Aを全体にもみこむ。

2.小鍋に1とBを入れ、沸いたらフタをして弱火で4分加熱する。肉を裏返し、3分たったら火を止める。そのままフタをあけずに15分蒸らす。

3.ミニトマトは半分に切る。よく混ぜたCであえる。

4.2をスライスして皿に盛り、3を上からタレごとかける。根を切り落としたスプラウトを添える。

〈Point〉
トマトの甘酢だれは、冷奴やしゃぶしゃぶ肉にもあいます。

旬の食材〈オクラ〉

各種ビタミン、カルシウムや食物繊維などが含まれる。鮮度のよいものは、皮の表面の産毛がしっかりしている。

ピリッとした辛みが味の決め手 オクラの山椒みそあえ

材料

(2人分)

オクラ 8本
A(みそ小さじ2、みりん小さじ1、 山椒粉少々)

作り方

1.Aをよく混ぜる。

2.オクラはガクをむき、沸騰した湯で1分ほど茹で、ザルにあげる。

3.斜め4等分に切り、1であえる。

〈Point〉
山椒粉がなければ七味唐辛子でも代用できます。

渡部 和泉

渡部 和泉

Izumi Watanabe

フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。漢方薬メーカー、自然食品宅配会社での勤務を経て、2004年に独立。WEB・紙媒体を中心に活動する。「cafe mel」のブランドで、季節に合わせた薬膳クッキー缶の販売なども手掛ける。

https://www.cafemel.com/watanabeizumi
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