日々のストレスや疲れから、肌や体に”なんだか不調”を感じていませんか。 ここでは、タレントやモデル、美容関係者がこぞって通うカリスマエステティシャン・田中由佳さんのマッサージメソッドを伝授。疲れを溜めず、元気にお過ごしください。
冬は関節が硬くなるとき。
常にほぐして巡らせる意識を!
寒い日々に、気づくと手足が冷たかったり、猫背になっていたりしていませんか。
特に冬は首や肩、腰などの関節が硬くなってしまいがち。今回は、大きな動脈が通っている部位を触って血液循環を促すマッサージや、肩コリが解消するツボ押しをご紹介します。これを気づいたときに行うだけでも、血流がよくなります。
さらに、体を温めることを忘れずに。腰周りとお腹周りを温めないと、痩せにくくなり、ひいては胃腸の調子をくずす可能性も。だんだん寒くなり、また、歳を重ねてくると、いろいろな関節が硬くなってきます。
夏向けのマッサージは"水分(むくみ)を出す"のが主体ですが、冬は"筋肉を鍛える"のがポイント。気づいたときに関節を動かして、柔軟な体で冬を乗り切りましょう!
How to massage
1 鎖骨の下に手を置き、払うようにマッサージ
鎖骨の下、胸の中央に親指以外の4指を開きながら置きます。そこから両脇へサッサッと払うようにすると、顔の血行がパッと活性化されます。首のコリも改善できるので、気づいたときに内→外へ5回1セット、行ってみて。
2 親指と人差し指の間の「合谷」のツボを押す
このツボは肩コリに効果テキメン。親指と人差し指のつけ根を反対の手をでつまみ、よくもみほぐしましょう。即効的に首から上の血液循環が良くなり、風邪のひき始めや頭痛、歯痛にも。
3 みぞおちを刺激しながら肩をゆっくり開く
親指以外の4指を、ボールを持つように丸くさせて、みぞおちに置きます(力が強く入らないため)。そこに手を置いたまま肩を開く(または、肩甲骨同士をくっつける)を5回程度行って。血流や胃腸の消化が良くなります。
顔の即効血行アップ法
乾燥や冷えで、顔色が悪いことを気にしている方は、いつでもどこでもできるこのケア法を実践! 顔のたるみ防止にもなるので、ほぐすケアはぜひ習慣に!
「あ」の口にして顎関節のコリをほぐす
顎関節をほぐします。「あ」の口に5秒かけてゆっくり開け、そのまま5秒かけながら左右に動かします。顔全体も ぽっぽして温まります。
手根をまぶたに当てて5秒キープ
目を閉じてまぶたに手 のつけ根を当てます。少し前かがみで頭の重さを利用して5秒程度で、目元の循環がよくなりむくみもスッキリ。
田中由佳
Yuka Tanaka
http://shwin.co.jp/