リモートワークで運動不足を感じている人、ご注目を!これからの季節は冷えとの闘い。 トレーナーの森 和世さんが簡単に血流をアップするメソッドを教えてくれました。
”冷え=太る"。
冷えない体作りは太ももの血行を促すことが鍵に
下半身は血行不良から冷えを生じやすく、むくみやすい部位。放っておくとそれが太る原因にもなります。さらに座っている時間が長いと、太ももの裏が硬くなって腰も硬くなり、腰痛の原因にもなりがち。座っていることで股関節が押されて、血流が悪くなりますので、そこも刺激して流すストレッチをご紹介します。
まずは、椅子に浅く腰掛けて両手で片方のひざを掴み、お腹に近づけます。もう片方も同様に行って。これを10呼吸ずつ行うだけで、太もも裏や股関節が動いて血行が良くなります。
また、ふくらはぎは下半身に滞りがちな血液を戻す役割をします。疲れを感じたときにいつでも行ってください。心身共に変化を感じられるはずです。
1 椅子に腰掛けて両手はひざの上。呼吸を整えて
まずは椅子に浅めに腰掛けて準備をします。足は肩幅くらいに開き、両手をひざの上に置きましょう。ストレッチを行ううえで、背中が丸まらないように意識しながら動かします。
2 両手で右ひざを掴み、そのまま10呼吸する
背筋をなるべく伸ばしたまま、両手で右ひざを掴み、ゆっくり10呼吸します。このとき、なるべくお腹と太ももを近づけるように意識をして、お腹が丸まらないように注意しましょう。
3 さらに、ひざと額を近づけてストレッチ!
太ももの裏にある〝ハムストリング〟と呼ばれる大きな筋肉を動かすほど、血流も良くなるので、背中を丸めながらひざと額を近づけます。こちらも10呼吸。左足も同様に2と3を行って。
ふくらはぎがパンパンのときスッキリするストレッチ
1 手とひざを 床につけて スタンバイ
床の上に手のひらとひざを直角にしてつけます。ゆっくりと呼吸を整えながら行うのがコツ。脚のだるさを感じたらいつでも実践しましょう。
2 左のすねを右ふくらはぎの中央に乗せる
上体はそのままに、左足を右足にのせます。ちょうど左のすねが右のふくらはぎのいちばんむくみやすい部分の上にくるのが正解です。
3 お尻を床に近づけふくらはぎをギューッと押す
お尻を床に近づけていきます。挟み込んだ左すねで右のふくらはぎやひざ裏、足首などをブッシュ。1か所あたり10秒ずつキープ。左足も同様に。
森和世
Kazuyo Mori
http://bodyquest.jp/