シンプルな調理法で 春野菜のおいしさを引き立てる
甘くみずみずしい春野菜は、この季節ならではのごちそうです。それぞれの野菜のおいしさを味わうためにたかはしさんが提案してくれたのが、必要以上に手を加えないシンプルな調理法。生のままはもちろん、さっとゆでたり、オーブンやグリルパンでじっくり焼いたり…。新鮮な卵は温泉卵にし、トロリと流れ出す黄身を野菜のソースにして楽しみます。味に変化がほしい人のために、ガーリックとアンチョビのうまみがつまった手作りのバーニャカウダも添えました。
卵には質のよいたんぱく質をはじめ、さまざまなビタミンやミネラルが含まれています。不足しているビタミンCと食物繊維をたっぷりの野菜で補えば、栄養のバランスは完璧。また、にんにくの香り成分・アリシンが卵に含まれるビタミンB1の代謝を促し、体の疲れを癒すのにも役立ちます。季節の変わり目の不安定になりがちな体調を整え、体の内側からきれいになるのを助けてくれるひと皿です。
無農薬野菜を温泉卵 & バーニャカウダで
材料
ラディッシュ 2個
A - 絹さや 6枚
- スナップえんどう 4本
- さやいんげん 2本
B - 新玉ねぎ 1/2個
- かぶ(小) 2個
- そらまめ 2本
C - じゃがいも 1個
- にんじん 1/4本
- ブロッコリー 1/2株
- ヤーコン 1/2本
卵 2個
オリーブオイル 適量
<バーニャカウダ>
にんにく 1個(1かたまり)
アンチョビ 1缶(約50g)
牛乳、オリーブオイル 各適量
手順
1.Aは熱湯でさっとゆで、ざるにあげて冷ます。
2.Bは薄くオリーブオイルをひいたグリルパン(なければフライパン)で焼く。
3.Cは軽く油をまぶしてキャセロールなどに入れ(なければ天板に並べる)、180〜200度のオーブンで30分〜1時間ほど焼く。
4.鍋に水1リットルを入れて火にかけ、沸騰したら水1カップを入れる。常温にもどした卵を加えてふたをし、10分間おいてから氷水で冷やす。
5.バーニャカウダを作る
(a)小鍋に皮をむいたにんにくを入れ、牛乳をひたひたに注ぐ。にんにくに竹串が軽くささるようになるまで、弱火で15〜20分ほど加熱し、牛乳を捨てる。
(b)別の鍋に(a)とアンチョビを加え、フォークなどでつぶしながら弱火で加熱する。
(c)アンチョビに火が通ったら、かぶるぐらいのオリーブオイルを加え、全体をよく混ぜる。なめらかに仕上げたい場合は、フードプロセッサーなどでペースト状にする。
6.器に生のラディッシュとその他の野菜を盛り合わせ、4と5を添える。
野菜&卵を送っていただいた ウィンドファミリー農場
TEL 0285-68-0236
野菜は農薬や化学肥料を一切使わずに栽培。卵は、緑たっぷりの放牧場でのびのびと育てた鶏のもの。ていねいな土づくりや、生きものにストレスを与えない農法で、おいしい野菜や卵、豚肉等を生産している。
そうめんを送っていただいた 半田製麺
たかはしよしこ
Yoshiko Takahashi
http://www.takahashiyoshiko.com/home/