イタリア料理に欠かせない!皮ごと食べられるので、 なすのような感覚で気軽に使って。
βカロテンがたっぷりの低エネルギー食材
大きなきゅうりのように見えるズッキーニは、「ペポかぼちゃ」と呼ばれるかぼちゃの一種。今回の料理に使った緑色のもののほか、皮が黄色の品種もあります。
ズッキーニを使った代表的な料理であるラタトゥイユは、栄養の面でも優等生です。βカロテンが豊富なズッキーニを、ビタミンCたっぷりのトマトやパプリカ、ビタミンEを含むオリーブオイルと組み合わせることで、抗酸化作用がアップ。老化防止に役立ちます。また、野菜の中でも低エネルギーなので、クイックブレッドにたっぷり混ぜこめば、おいしさアップ&エネルギーダウンにつながります。
ズッキーニは、味や香りが淡白。皮も薄くてやわらかいので、なすのような感覚でさまざまな料理に使うことができます。油との相性のよさを生かして炒めたり揚げたりするほか、薄くスライスしたものを軽く塩もみしてサラダにしたり、ぬか漬けにしたりするのもおすすめです。
冷たくひやしたものにアボカドを加えて
夏のラタトゥイユ
材料
(作りやすい分量・4人分)
(A)
ズッキーニ 1本
にんじん 1/2本
パプリカ(赤・黄色)各1/2個
なす 1本
玉ねぎ 1/2個
(B)
玉ねぎ 1/2個
にんにく 1/2片
赤唐辛子 2本
オリーブオイル 大さじ3
トマト水煮缶 1缶(約400g)
塩 小さじ1と1/2
アボカド 1個
バジル、揚げ油 各適量
手順
1. (A)の野菜は、大きさをそろえて輪切りや乱切りにし、中温(約170度)の揚げ油で揚げる。
2. Bはみじん切りにする。
3. フライパンにオリーブオイルと赤唐辛子、2のにんにくを入れて熱し、香りが立ったら2の玉ねぎを加えて炒める。
4. トマトの水煮をざく切りにして缶汁ごと加え、塩も加えて、甘みが出るまで煮詰める。1を加えて混ぜながら軽く煮る。
5. 冷蔵庫で冷やした4に、乱切りにしたアボカドを加えて混ぜる。器に盛り、バジルを添える。
混ぜて焼くだけのお手軽パン
ズッキーニのクイックブレッド
材料
(7×16×4.5cmのパウンドケーキ型1台分)
・ズッキーニ 2本
・薄力粉 150g
・ベーキングパウダー 小さじ2
・きび砂糖 大さじ2
・塩 小さじ1/2
・卵 2個
・牛乳 大さじ3
・油 大さじ2
・くるみ 20g
手順
1. ズッキーニのうち、1本はすりおろす。残りの1本は、約1/3を3mm幅の輪切り、残りを5mm幅の半月切りにする。
2. くるみは、フライパンなどでから炒りをする。
3. ボウルに卵と牛乳を入れ、泡立て器で軽く混ぜ合わせる。
4. きび砂糖を加えて混ぜ、油を加えてさらに混ぜる。
5. 輪切り以外のズッキーニと2を加えて軽く混ぜる。
6. あわせてふるった薄力粉とベーキングパウダーを2〜3回に分けて加え、へらなどでさっくりと混ぜる。
7. 紙を敷いた型に4を流し入れ、190℃に予熱しておいたオーブンで約30分焼く。
ズッキーニを送っていただいた タテノアケミさん
TEL 090-6528-4017
野菜はすべて、自家用に育てた安心・安全なもの。希望があれば販売もOK。内容・金額は要相談。
今回送っていただいたものは、季節の野菜が13種類で2,090円(送料込み)。
たかはしよしこ
Yoshiko Takahashi
http://www.takahashiyoshiko.com/home/