かぼちゃは緑黄色野菜で、 「老化防止のビタ ミン」、「若返りのビタミン」 と呼ばれるビタ ミンEや、便秘を改善する食物繊維、そして β-カロチンも含み、 美容にとって大事な食材です。
かぼちゃのクリーミーな味や口あたりは 今や女性に大人気で、 サラダ、 プリン パイなどの 洋風料理が受けています。
かぼちゃと言えば、「おふくろの味」ですね。かぼちゃの煮つけを上手につくるには、煮崩れしないように面取りをし、味をしみこませるために部分的に皮をむきます。下ごしらえが大事です。
私は京都生まれで、もちろん子供の頃から母親の作ったかぼちゃの煮つけを食べていましたが、段々とフランス料理に目覚め、フランス料理としてのかぼちゃ料理を食べ、そして作るようになりました。
冷製スープ、温かいポタージュ、デザートのプリン、ロワイヤル、パイ、魚の付け合せのピューレやマリネ、オーブン焼きなどでしょうか。和食が形を保った仕上げをしていくのに対し、洋食はどちらかというと滑らかにしていき、甘さを上品に仕上げていく印象ですね。
包丁で切るときは硬いので手こずりますし、下ごしらえも必要ですが、一手間かければかけるほど、かぼちゃは上品な料理に仕上がっていく食材です。
暑さを乗り切る! おすすめ健康美容レシピ
かぼちゃとホウレン草の黒ゴマキッシュ
材料
4人分
・かぼちゃ 200g
・ホウレン草 80g
・パイシート(市販) 適量
・塩 少々
・マヨネーズ(市販) 大さじ2
・醤油 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・黒ゴマ 大さじ1
・アパレイユ※
☆全卵 1個
☆卵黄 1個
☆生クリーム 150cc
・粉チーズ 適量
手順
1. 1cm幅にスライスしたかぼちゃと、洗って食べやすく切ったホウレン草を耐熱容器に入れ、塩を少しふって、ラップをし、オーブンレンジで3分ほど火を通す。
2. (1)にマヨネーズ、醤油、砂糖、黒ゴマを入れて和える。
3. 市販のパイシートをのばし、型にはめて、一度空焼きをする。
4. (2)を(3)に入れ、アパレイユを流して、その上に粉チーズをふって、15分ほどオーブンで焼く。
☆メニューのポイント
アパレイユとパイ生地を使えば、工夫次第で、別の食材の組合せでも美味しく出来ますよ。
※アパレイユとは…フランス語で卵と牛乳や生クリームを合わせた液状のもの
奥村 直樹
Naoki Okumura
https://restaurant-okumura.com/