真冬のエルビューファームは北からの乾燥した“からっ風”が強く吹きつけ、人参やルッコラなどの葉は風から身を守るかのように、地面に対して放射状に張り付くようなロゼット状で冬を越しています。
地上部は枯れているように見えるフェンネルは株元から新しい葉が覗いていたり、アブラナ科のからし菜は小さな蕾をつけていたり。
春はすぐそこに来ているようです。
収穫できる野菜やハーブはごくごくわずかですが、冬の農園の景色のような色合いと滋味深いまろやかな味わいを楽しめます。
穏やかな日中は、春夏に向けての土づくりに励んでいます。
厳しい季節が育む、冬野菜の恵み
「収穫した固定品種の人参やからし菜、タイムやオレガノは紅葉した葉が美しい。」
「株元から新しい葉がのびてきています。多年草のブロンズフェンネル。アニスのような甘さはこの寒い季節でも美味しく感じられます。」
「地面に放射線状に育つルッコラは5㎝程のミニサイズで収穫します。肉厚な葉と赤い茎がとても美しい。」
「寒さに強いローズマリーは、冬場の貴重なハーブ。ローズマリー白湯は目覚め一杯に。」
春を迎える準備、土づくりと命の息吹
「地面に這いつくばって春を待つ矢車草。暖かくなると一気に背をのばし、初夏に咲く花はエディブルフラワーとして活躍してくれます。」
「穏やかな日中は春の種まきに備えて土づくり。」