心も美しく

自然からいただく色の贈り物

手作りギフトLesson

Vol.5

2023.11.21 UPDATE

贈る人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、ギフトを準備するのはとても幸せな時間。ここでは、手作りギフトのプロ、小杉麻希さんが簡単で上品な贈り物を提案します。

秋〜初冬は“黄色”が主役

エレクトーレのギフトボックスを「背高泡立草」で染めたリボンで巻きました

自然の中で暮らすようになってから、私の中の秋は黄色から始まります。黄色といっても、かすかな秋の気配と共に膨らみ始める「背高泡立草」の蕾ような淡い黄色のイメージです。そして、10月、11月と秋が進むと、紅葉が深まり、赤みのあるオレンジ→赤へと周りの景色も濃くなっていきます。12月以降は、冷たく澄んだ青、そして冬の朝焼けの空が見せる美しい紫へと印象が変化します。

季節ごとに、エレクトーレのギフトボックスをこうした自然からの色に染めたリボンをあしらうことで、季節からいただくエネルギーも一緒にお届けできたらと思っています。皆さまも山や木々、田んぼ、野の花の色を想い起こしてくださったらうれしいです。次は、春のリボンの色を楽しみにしていてくださいね。

自然からの色で染めた環境に優しいラッピング

背高泡立草の英語訳は「ゴールデンロッド」。“金色の魔法の杖”の意味。可愛らしい名前ですよね? 染める前の草の写真は、青々としたグリーン。ここから光の色をいただきました。

家でこのようにして染めています。背高泡立草に代表されるように、外からは見えなかったけれど、中にこんなにきれいな黄色を含んでいることに感動します。

染め上がった光のように美しい黄色のコットンリボン。箱の表にはリボンと共に「背高泡立草からの贈り物」と英訳したメッセージタグを添え、内側の台紙も黄色に染めました。

小杉麻希

小杉麻希

Maki Kosugi

『ナッハクランク』主宰。ウェディング関連のデザイナーとして活躍後、三重の環境に惚れ、一家で三重に移住。現在、シュタイナー手仕事を中心に、大人やこどもたちの学びの場をプロデュース。自然から受け取る感動を形にする活動をしている。
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