気温も湿度も高まる夏。風に揺れる高原の草花のような軽やかなブーケなら一瞬で涼を運んでくれます。
透け感のあるブルーに
爽やかな風を感じて
部屋の中にすっと風が抜けそうな、涼しげなブーケ。暑い外から帰ってきてこんなお花が迎えてくれたら、気分もさらりとリフレッシュできそうです。
「ニゲラ、センダイハギ、アジサイ、クレマチスなど青や紫色の花を中心に、シェドゥーブルやリョウブなどの白い花を加えて、涼を感じつつもシックなグラデーションに仕上げました。小ぶりな花がもつ透け感や、クレマチスのような細い茎が描く曲線も〝涼〞を演出する大切な要素。ふわっと風にゆれるような軽やかさが生まれて、より涼しげに見えるんですよ。花器は和洋どちらでも合いますが、すっきりモダンにまとめるならクリアなガラスやモノトーンの器がおすすめです」(木津谷さん)
真夏でも花を長く楽しむには?
まめに水を替えていても、夏はお花のもちがどうしても悪くなります。 そんな季節の強い味方が枝ものや実もの。飾っていたお花が減ってきたらドウダンツヅジなど、もちのよい枝ものを足してみましょう。 イキイキとしたグリーンの爽やかさが加わりつつ、ブーケの余韻を長く楽しめます。
木津谷 優子
ル・ベスベ
東京・ 青山の裏路地にある、 創業20年超の人気花屋さん。華やかで洗練されたブーケは雑誌編集者やアパレル業界人にもファンが多い。
HP