皆さまこんにちは。吉川千明です。気が遠くなるような暑さ続きで心身ともにお疲れ気味ではないですか？ 今回はそんな夏の疲れをスッと忘れさせてくれるような香りをご紹介したいと思います。
夏の疲れを和らげてくれる代表的な香りといえば、"レモングラス"。レモンのような爽やかな香りが特徴のイネ科のハーブです。タイ料理などではありとあらゆるレシピに使われている、欠かせない食材です。このスッキリとした香りは、実は中枢神経のバランスを整えてくれる作用があり、暑さで寝苦しい夜にぴったり。精油をディフューザーに垂らして漂わせると、安眠できます。

もう一つ、熱帯夜におすすめの香りは"ペパーミント"。親しみのある香りですよね。嗅ぐだけでひんやり感を感じさせてくれるだけでなく、デオドラント効果も期待できます。おすすめの取り入れ方は、足湯。足が入る洗面器にペパーミントの精油を１滴垂らしてみて（入れすぎると寒くなるので注意！）。爽快な香りと足湯の相乗効果で気分が軽やかになれますよ。また、ペパーミントには胃腸をすっきりさせる効果も。生のペパーミントにお湯を注いで、ペパーミントティーとして飲むのもおすすめです。

最後に、ぜひ夏にこそ楽しんでいただきたい香りが"イランイラン"。マレーシアやフィリピンなどの南国の植物で、濃厚な甘い香りを放ちます。そのエキゾチックな香りは、まるでアジアのリゾート地を訪れたかのような感覚に。気の張った精神を緩め、心拍数を下げる効果もあります。

暑さでぐったりしがちですが、私が思うに夏はそのようにのんびり過ごしてもいいと思うんです。お部屋にイランイランの濃厚で熟れた香りを漂わせてリラックス空間を作り、ゆったりとした時間を過ごすのも素敵ではありませんか？

また日が長くなる夏の夜は、外にお出かけするのも楽しいですよね。肌の露出をする季節こそ、色気のある香りを纏ってみましょう。イランイランの香りがするシャワージェルで体を洗い、ふんわり香らせてもよいですし、イランイランの精油をホホバオイルなどの植物油と混ぜて、ボディオイルとしてマッサージしながら肌になじませ、肌の熱で香りを立たせるのもおしゃれです。
ぜひ、ご自身が心地よいと思う香りを取り入れ、夏の暑さも前向きに楽しめるような心のゆとりをもって過ごしてくださいね。