心も美しく

うるわしき季節のお花

12月のお花

12月のお花

2023.12.01 update


チョコレートのような甘い香りがほのかにする
チョコレートコスモスの一種『ノエルレッド 』。

ノエルはフランス語でクリスマスの意味。
濃いルージュの美しい花色がクリスマスの訪れを感じさせワクワクしますね。
線が細く、柔らかい茎のお花は口が細い器に生けてあげるとバランスが取りやすいです。
一本一本、茎のラインが綺麗に見えるよう、伸びやかに生けると楽しげで良いですね。

flower:Chocolate Cosmos / VASE:Go OKUDA


PROFILE

VOICE / 香内 斉
フローリスト
外苑前にあるギャラリー併設のフラワーショップ“VOICE”を2017年にオープン。
生産者と直接関わりながら、彼らの“こえ”とともに花を届ける。
生け込みやウェディング、インテリアの展示空間に花をスタイリングするなど多岐に渡って活動中。

[VOICE]

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-11 JINGUMAE HOUSE 1F
銀座線 『外苑前』3番出口 徒歩6分
銀座線・千代田線・半蔵門線 『表参道』A2出口 徒歩8分
11月のお花

11月のお花

2023.11.01 update

使用したお花は
ダリア・柿・紅葉木苺です。

10月の大和柿色に近いダリアとは、また雰囲気の異なる柿色のダリアを主役にした11月のアレンジ。柿はだんだんと色づいてくるので色の変化も楽しんで頂けますしこういった実物はなんといっても持ちがとても良いのでおすすめです。木苺は通常は緑色の葉をしていますが秋が深まってくると紅葉したものが出回ります。

〈11月の日本伝統色 柿色〉
果物の柿の実のような鮮やかな濃い橙色の色名。 柿は、弥生時代以降に桃などのほかの果物と一緒に大陸から伝わり「柿色」という色名は古くから存在していました。
10月のお花

10月のお花

2023.10.01 update

今回使用したお花は
秋が旬のダリアと葉もの(木苺と雪柳)のみです。

ダリアは他のお花と比べると日持ちは短めですが一輪でとても華やかなお花で存在感があります。今回使用したダリアはハマリーローズという品種で大和柿色に近い絶妙な色が特徴です。動きのある雪柳や秋らしい木苺の葉を合わせてシンプルですが動きのあるお花に仕上げました。

〈10月の日本伝統色 大和柿〉
くすみの入った明るい橙色で「柿色」を薄くしたような色。江戸後期の歌舞伎かぶき役者・三代目“坂東三津五郎”が好んだ色で、色名の「大和」は三津五郎の屋号「大和屋」にちなんで名付けられました。江戸時代の流行色の一つです。
9月のお花

9月のお花

2023.09.01 update

今回使用しましたお花は
・クレマチス
・トルコキキョウ
・ルビームーン

ほんのり紫がかった白に近いクレマチスはベル咲きの姿が可愛らしく繊細な雰囲気です。
トルコキキョウは沢山の種類があり、八重咲き、一重咲き、
色もピンク、パープル、紫、イエロー、アプリコット、グリーン、茶色等の色々な品種があり、色も様々。
今回ご用意した品種は紫の絞りが入った美しい品種です。
トルコキキョウは夏が旬で持ちも良いお花。
アクセントにお入れしたお花(豆)はルビームーンというマメ科のお花で
ピンク色のスイートピーのような愛らしいお花のサヤです。
これこそ葡萄色のようなとっても美しい色をしています。
こういったお豆はこれからの季節~秋にかけて色々な種類が出回るのですが
お花に比べて格段に持ちが良いのもおすすめのポイントの一つです。

〈9月の日本伝統色 葡萄紫〉
「巨峰」や「ピオーネ」などの大粒のぶどうは9月頃が旬。濃い紫色に実った葡萄が出回り始めると秋の訪れを感じます。江戸時代の中頃、葡萄の読みが「えび」から「ぶどう」に転じたことから、江戸時代以降に定着した色と考えられます。
8月のお花

8月のお花

2023.08.01 update

今回使用したお花は、
・ルドベキア(プレーリーサン)
・ジニア(キャンディポップイエロー)
・アジサイ
・オレガノ
・ナズナ
以上です。

ルドベキアもジニアも様々な色があるのですが
今回の中黄色に合わせてご用意した品種は夏らしく
明るい雰囲気で品種名も可愛いです。

オレガノやナズナは日持ちも良く
あちらこちらに向いた花姿が可愛いお花です。

〈8月の日本伝統色 中黄色〉
少し赤みが差した優しく淡い黄色。中国では、黄色は皇帝の衣の色として愛用されていましたが、平安時代の日本では庶民の人々にも広く親しまれました。
7月のお花

7月のお花

2023.07.01 update

〈ル・ベスベさまのコメント〉
華やかなクレマチスを主役に、白紫陽花やフロックスなどを加えた白い花の花器と、
グリーンだけを入れた花器を2つセットで飾るとキレイです。
花器をガラスで統一することでまとまりが出て、水の透明感がさらに涼を呼び込んでくれます。
後ろのグリーンは葉の隙間が絶妙に涼しげなドウダンツツジを選びました。
枝ものはよく水を吸うので水の量はたっぷりめが正解。
毎日水替えをするタイミングで切り口を新しくすると、
夏でも1ヶ月以上持つのでぜひやってみてくださいね。
6月のお花〈日本伝統色 豆青色〉

6月のお花〈日本伝統色 豆青色〉

2023.06.01 update

〈ル・ベスベさまのコメント〉
使用しましたお花は柏葉紫陽花、レースフラワー、ブルーベリーです。
柏葉紫陽花は名前のとおり柏の葉のような大きな葉と、ピラミッド型に咲く花が特徴のアジサイの仲間です。
とても花もちが良くそのまま綺麗にドライフラワーになったりもします。
レースフラワーは爽やかな清涼感のある香りがするので見た目も香りもとても涼しげできれいなお花です。
ブルーべりーはちょうど今出回っているものは実がグリーンですが、季節が進むと濃紺に色づいたものが出回りますのでグリーンの実が楽しめるのは今だけです。

〈6月の日本伝統色 豆青色〉
豆の青さを連想させる淡い緑色で、中国の龍泉でつくられた磁器の色。日本においても、独特の色合いが茶人の間で珍重されていました。
5月のお花〈日本伝統色 藤色〉

5月のお花〈日本伝統色 藤色〉

2023.06.01 update

〈ル・ベスベさまのコメント〉
今回使ったお花は、クレマチス、ライラック、宿根スイートピー。
藤色のお花は気品があり、落ち着いた印象を受けます。
今回使用したお花はどれも、うつむいていたり、お花が垂れるような特徴があります。
うつむいた姿が愛らしく、雰囲気があってまた綺麗です。
ライラックのような枝のお花は切り口を割ったり、皮を削いで頂くとお水もしっかりあがります。
ひと手間ですが、そのひと手間をしてあげるだけで長く楽しめます。

〈5月の日本伝統色 藤色〉
春の終わりから夏のはじめにかけて咲く藤の花からきた色名で、淡い青みのある紫色。
藤は、花が美しいだけでなく、強くて、寿命も長い植物。平安貴族たちはそんな藤を、尊いこと、栄えることの象徴として見ていたようです。

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